YOYOKAが一家でアメリカのアーティスト・ビザを取得しました
12歳のドラマーYOYOKAとその一家がアメリカのアーティスト・ビザを取得しました。
YOYOKAは8歳のときにYouTubeにアップロードしたレッド・ツェッペリンの「Good Times Bad Times」のドラム・カバーが大いに話題になり、世界的に活躍しているドラマーです。以前からアメリカに渡ってアメリカの教育を受けながら音楽活動も行ってきたいという想いを抱いていましたが、今回アーティスト・ビザを取得したのでそれが可能となりました。
通称アーティスト・ビザの「O-1」ビザは、スポーツ選手、科学、芸能で実績を持ち卓越した能力を保持した人に発給されるビザです。 科学、教育、ビジネス、あるいはスポーツの分野で発給されるビザは「O-1A」、芸能の分野で発給されるビザは「O-1B」と分けられています。 いずれの分野でも実績やその能力を証明する必要があります。
バンドやダンス・チーム、オーケストラなどの団体に発給される「P-1」ビザは国際的レベルのスポーツ競技で、個人あるいはチームの一員として特定の競技に出る方(例:野球選手が大リーグでプレイする場合等)や国際的な実力のあるエンタ―テーメントグループの一員としてイベントに出る方に発給されるのでイベント出演の契約期間中しか認められないのと比べ「O-1」ビザは申請した期間、最長3年の滞在が可能です。
今回はYOYOKAが12歳と未成年であること、保護者に扶養される立場ではなく自分で音楽活動をする主体なこと、が特殊でした。芸能人に扶養される家族のビザ発給は過去にも経験があるのですが、未成年が主体であるケースは我々もはじめてで知見がありませんでした。そればかりか、ビザ発給のプロであるアメリカの弁護士にもこのような経験はなく、手続き上以外なところでスタックしながらの取得となりました。
通常扶養される12歳であれば大使館(領事館)での面接は免除されるのですが、今回はそういうわけにはいかず、面接の前日にYOYOKAと話したときは、コンサートやテレビに出演するときにも見せない緊張感を漂わせていました。
今回はYOYOKA本人のほか、両親と弟、合わせて4人の一家まとめての発給が叶いました。
エンタテインメントマーケティングでは、アメリカで活躍したいアーティストの第一歩、ビザ発給のお手伝いをしています。